Tresure Box ◆ Diary ~演劇好き的観測~

徒然。ネタバレレポはプロフィールから別ブログへどうぞ。

『ロミオとジュリエット』

飛び出すように恵比寿を出て、赤坂へ。結果、余裕で間に合いました。よかった、ほんとうによかった。

ACT名物の看板さん。上二人だけかもって恐れてたのだが、下にちっちゃくいました、その他も <「その他」言うな(爆)。
グッズはこんな感じ。結局何一つ買いませんでしたけど(爆)。飴は形といい袋のデザインといいパパブブレ製なんだろうなって思ったらパパブブレの飴が食べたくなった <ただの食いしん坊。
ツイで事前に同日観劇なの分かってた友達と合流したら席が隣だったというミラクルが(笑)。まぁ、どっちもRRから買ってるから、そうなる確率は高かった。高かったとはいえ、ねぇ(苦笑)。そして反対隣の席はずっと空席のままでした。あら残念。前の方にもちらほら空席あったんだよね。あれかな、転売そびれかな。もったいない。
さっきと打って変わって女子率の高い客席でした(爆)。なんか後ろ振り返ってる人が多いなぁと思ったけど高畑さんしか見つけられなかった。あとなんかミュージカルの人もいたらしい。
プレビュー二日目らしく、セット同士のごっつんこが見れたり、なんか台詞カミカミしてる人がいたりしてましたが、いちばん心配だったのは気付いたら手が血みどろだったドリさんです。何だったんだアレ。別に演出でそうなるとこでもなかったし。フィルムっぽい素材の扇子持ってたから、ざっくりいっちゃったんじゃないかと心配・・・。
そんなロミジュリ。なんかもう端から端まで想定内でした(爆)。意外だったのはW玉置の活躍っぷり。玉置さん(PPPP)、どんだけ執事よ、ていう(笑)。そしてもう一役で使えない使い走り。神父に向きそうな“お前が悪いんじゃコラ”の声を、一身に引き受けます(爆)。あんなちゃんと二役やってて二役とも意味あったの、玉置さん(PPPP)だけだったねぇ。コングさんと楠見さんが別途ガヤってたりはしたけど。台詞なかったし。玉置くん(柿)は、ロミオチームにいて、まぁずっとチャラチャラしてたんだが(笑)、なんか、誰よりもイイ声でね。すっごい台詞聞きやすかった。私的には他の人食ってたぐらいの勢いだったと思うし、初見の友達も褒めていました。んでやっぱりクルクル回ってた。身体利くからね、門人の後輩!(笑)
さとしさんはねぇ、とりあえず、前髪があの宣材の分け方じゃなくて、普通にいつもの感じだったので、安心しました <そこかい(笑)。んで衣裳が黒ずくめだったせいか、ちょっとエンドウ思い出しちゃって困った。やってること全然違うのにねぇ。セットの無機質な感じのせいかなぁ。最近意識し過ぎてるせいかなぁ。神父様は手がキレイでした <なんで局所的に褒めるの(笑)。登場シーンが薬草育ててるところで、なんかちょっと相棒っぽいなって思った。利重さんとか柴さんの回の、あの感じ。シェイクスピア台詞に振り回されることなく、優しい神父様してらっしゃいましたよ。ちょいちょい笑い取るのもお手の物。ただ全体的に笑いの取り方が同じだったのが気にはなる。さとしだけじゃなくて健くんも同じだったのよね、何か言われたことに対して、ちょっと置いて、えぇ?!てなる、みたいなワンパターンで。
ドリさんは相変わらず無双でした。すごいわあの人。最後、上で立ち尽くしてるだけだけど感情がダダ漏れだった。
楠見さんとコングさんはもっと面白やってくれたらよかったのになぁ。ガヤの間に発散してる感じはあったけど(笑)。ショパンに負けないコングさんはかっこよかったよ。楠見さんと真子ちゃんが睨み合ってると、間に大王が見える気がしたよ(笑)。真子ちゃんの衣裳が無駄にスリット深くて美脚ご馳走様でした。
菅田くん、やっぱり可愛かったー。意外とすらっとしてるの。賀来くんは役があんまり同情できない役なんで、何とも。声的には好きじゃないなぁって思った。
ジュリエットはモナと寸分違わぬ感じでしたよ(爆)。相手が頼れる親分さんじゃなくて同世代ヤングマンになってるんで、その辺の匙加減は変わってるけど、根本的には同じでした。かわえかった。
ロミオがねぇ、第一声で、あ、喋り方苦手だ、て思ったら、もう戻れなかったわ。声の出し方自体は悪くないし、芝居も全然いいんだが、喋り方、抑揚がもう俺の大嫌いなタイプで(爆)。なんかねぇ、花輪くんみたいなの(爆)。カッコつけすぎ、ていうのかなぁ。そういうキャラなら全然いいんだけど、大真面目にやられたら、もう、無理無理。古典じゃないので観たらまた違うのかもしれないけど、初舞台でこの癖つけちゃったら、そうそう抜けない気もする。二幕冒頭、いつサンアンドムーンを歌い出すかと <クリスとキムではありません(笑)。
姜くん笑った。出てきただけで笑った。いい配役したわ、モナちゃん言うところの、ペラッペラの役です(笑)。ていうかなんか衣裳が、どこのボート部の主将ですかっていうブレザーっぷりで。どこの爽やか松岡修三かと。そして小姓を連れてるのがなんかBL臭がしてイヤン。つうかロミオ周りとかも割と男同士でつるんでるから、BL臭は積極的に感知しようとすればいくらでもできる感じになってた気が。えー、やめてー。
やたら「美しい」と煽られてた舞台セットでしたが、・・・そこまでか?と(爆)。セット同士がごっつんこしたのが面白すぎたってのもあるんですけどね。吊り電球みたいのはキレイだったけど、普通に星球使ったほうがキレイだし(爆)、他はわりと無機質な感じしたけどなぁ。モンタvsキャピュの構図になると必ず後ろが虎と龍の蒔絵みたいになるのが理解し難かった。対立構造示すのにベタすぎるだろ、それ。しかも虎と龍って。剣さん歌い出すぞこら。俺の話を聞けってか。じれったいがーってか。あとおもむろに美しさを演出する巨大な桜の枝(爆)。何だよこれガイジンの日本の美に対するイメージ安易すぎだよ(爆)。しかもさぁ、大きくしちゃったらダメなんだよね、桜の美しさは(自論)。無駄に本火使ってるのも意味分かんないしなー。俺、この演出家と趣味合わないわ*1
カテコの段取りが行き渡ってない感が面白かったです。てかカテコになって初めて石倉さん出てたの思い出して、わ!てなった(爆)。なんかコムタンに似てる人出てるなー、でもコムタンじゃなかったよなー、てずっと思ってたんだよ、石倉さんじゃんよ、ネルケの保護者でお馴染みじゃんよ。事前に情報に無頓着になってると、こういうことになりますな。あー、びっくりした。桜乃さんには気付いてたよー。
まぁ、一回観とけばいいかな、と。プレビュー明けたらまた変わるのかもしれないけど、思い残すことはありません。アデュー。

*1:てかそもそも外人の演出は苦手であった。