Tresure Box ◆ Diary ~演劇好き的観測~

徒然。ネタバレレポはプロフィールから別ブログへどうぞ。

ゲキ×シネ 『蛮幽鬼』

行ってきました。初めての東劇。だってバルトだと7時半開始で11時終盤終わりなんだもの。おうち帰るの明日になっちゃう。ちなみに東劇は土曜日からりびんぐでっどが始まります。
東劇だからなのか、ゲキシネだからなのか、予告が、歌舞伎座さよなら映画、りびんぐでっど、ムサシ、薔薇サム、てなラインナップで、ウキウキした。歌舞伎座、まったく入ったことはないのだが*1、あんな舞台裏とかがっつりレポートされたら泣いちゃいそうだなぁ、と思った。りびんぐでっど、あぁ、染さんの声はとても耳馴染みがある、ていう(笑)。ムサシ、やっぱ鋼太郎さんは口髭デフォだなぁ、と。薔薇サムは古ちんと天海さんしかまともに映りませんでした。予告というより速報ですね。だって2011年夏・・・には公開したい。て、希望だったもの、決定じゃなかったもの(苦笑)。
で、蛮幽鬼。俺がボーっとして見逃したのかもしれんが、蛮勇から蛮憂になるやつは、やってなかった・・・よねぇ? 休憩の表示が流れ星満載、とか、わりと凝ってたから、俺の見落としかもしれんのだが。
いやー、最初のシーンの川ちゃんの嘘のような爽やかさが可笑しくて(爆)。他の3人も若づくりはしてるんだけど*2、川ちゃん、ほんと、どこの青春ヒーローかと(笑)。“まぁ本役の出番ここで終わりやしなー”とか思いながら見てた。
映像が多かったことは、ゲキシネになると気になりませんでした。殺陣のスローモーションも、今までのゲキシネに比べたら、全然、気にならなかった。編集も上手くなってきてるんだねぇ。その代わり、新しい試みの、こう、サスペンスちっくなアングルの多用は鼻につきました(爆)。誰かの肩ナメで台詞喋ってる人、ていうのが、結構多くて。最初は面白いな、と思ったんだが、あんまり何回も出てくるんで、ちょっと、飽きた。多分、ナメ方がわりと全部同じパターンだったせいもあるかな。カメラ位置そうそう変えられないから、しょうがないんだけどさぁ。喋る前、他の人にかぶって見えなかった人が、喋るときになったら、ひょっこり現れる、とかも、しつこい。最初粟根がそれやってて、おぉぅ、見えないかと思ったけど喋るときになったら見えたぁ、て思ったので印象残ったせいか、その後、何度か同じパターンがあって、“あ、わざと?”っていう。サジが惜春に仕込んでるときの一瞬のプレイバック映像は非常に効果的だと思いました。アレいい、アレいい。花道でやってる芝居の撮り方が、あんまり印象深くなかったかも。まぁ初見の日に花道すっぽん脇という悪夢ユメのような席だったから、俺の中で花道が印象強すぎたのかもしれんが。観ながら思い出したもん、“あぁここでタカヤ汁が飛び散った、多分浴びた”て(爆)。
個人的に気になったのは右近ちゃんの顔の質感 <なんだそれ(笑)。髭付けてるせいか、ほっぺから下あたりが、なんか、違うのだよ、質感。気になって気になって。大映しならでは。ていうか大映しが大問題なのは橋本じゅん以外の何者でもございませんが(爆)。ひどいよ、あのメイク。パンフで誰かにメロンパン呼ばわりされてましたけど(笑)。あれはちょっとほんとものすごいわ。アップで見ちゃいかんわ。でもまたこれがクライマックスでいい芝居するんだわ。超真剣なんだわ、あの顔で(爆)。すごいなぁ橋本じゅん、て思いました。
まこりんも証言してるときに右目と左目の大きさが違うのが、嘘ついてる感が出てて面白かったです。普通にそういう顔なんだろうが。連行されるときにダダ泣きなのが可愛いなぁ。あぁでもほんと酷いなぁ、最期。必死さが可哀想すぎる。
目しか出てない斬られ役の逆木さんを判別してしまった。あはは。わりと大映しだったから、なんか、分かった。刀衣に斬られるときだっけな。教義問答で応援してるときに転がされてるのは知らなかった(笑)。
前ちゃんの悪態が二言目には「ハゲ」。何の流行やら。
やぁしかし改めてキレイだぜ早乙女太一。やっぱこっちのほうがイイ。まぁ、比べちゃイカンわなぁ。倫也早くこっちに出ろ倫也 <はいはい。
メインのストーリーの方たちは、もう、やっぱ、迫力がすごいです。隆也、存在感が、太い。サジの笑顔は仮面に見えた。デモリーナ様は本当におキレイで。
舞台より台詞と歌詞が聞き取りやすくなってるなぁ、と思った。んだが、生の方が泣いた。サジの「知りたくもない」であんなに泣いたのは、あの日あの席で観たから、だったんだなぁ、と。映像の角度では泣けなかった。むしろその前の刀衣の台詞のほうがグッときた。あ、クライマックスのスモークは多すぎでしょう、あれ(苦笑)。映像で足してるんじゃないかなぁ、あんなモクモクだった印象ないんだけど。普通に見にくい。
ゲキシネもいいですけど、やっぱ生なんだよな、とも思ったのでした。マル。

*1:前まで行ったことはある。

*2:僧正そうでもないかも。