Tresure Box ◆ Diary ~演劇好き的観測~

徒然。ネタバレレポはプロフィールから別ブログへどうぞ。

エビに噛まれたようなこと

ライブ終わって外へ出たら、「すいません」と声をかけてくる男性。俺よりちょっと若いぐらいかな。定かではないが、障害者っぽい雰囲気。いつもの街歩きの癖でスルーしようとしたのだが、ふと弟の姿と重なり、足を止めました。あ、うちの弟、ダウン症なんです。私が立ち止まると、その人はしわくちゃの紙を取り出し、広げながら指し示す。「コンサートのチラシをください」の文字。イマイチ状況が飲み込めないまま、持ってたチラシの一部を渡したら、どうやら全部欲しかったらしく、そっちもくれみたいの言われた。自分も持って帰りたいのがあったので、それは断り、ふと、そういや入口の外のアンケート回収場所にチラシどっさり置いてあったなー、と思って、あっちでもらえますよ、と教えた。のだが、なぜか頑なに拒まれた。で、なんだっけ、自分無理だからあなたが行ってきて下さいぐらい言われたんだっけ。そりゃアンタ我儘なんじゃないのかい?って思ったんだが、しょーがねーなーって思って取ってきてあげた。ほんとは2部欲しかったみたいなんだけど、私が理解してなくて1部しか取ってこなかったら「1つしかもらえませんでしたか」って若干がっかりしてました。が、満足げに受け取っていただけました。ちょっと疲れてて早く帰りたかったんで、そのまま、じゃ、っつって放って帰りました。
・・・えーと、あれは何だったんでしょう?(苦笑)
後から考えると、あのメモ紙は誰かに書いてもらったものだったんじゃないかなぁと思う。うーん、ついてってあげたいけどできなかった人が書いてくれたとかか? その人、手助けの仕方、間違ってませんか? そもそもなんでそんなチラシ欲しいのだ? ライブ来たかったのか? ファン? それで終演後にもらいに来ちゃうのがスゴイですよね。そういう妙なとこ計画的で行動的なのも弟とカブるんだけどな。
会場のスタッフさんに頼まず、見知らぬ人に声かけて頼んでるのも、おかしな話なんだけどね、それは何となく分からないでもない。無駄に恐れてるんだと思う。一個人じゃなくて主催者さんたちどーん、て見えるんだと思う。それか何か悪いことをして怒られてるから行けない、とかね。勝手に入ろうとした的な、何か。憶測ですが。
まぁ、ことの真相は分かり得ないんで、いいんですが。
弟のことがなかったら、私は立ち止まったかなぁ、と考えた。私にとっちゃ障害者が身近にいることはデフォルトなので、それがもしなかったら、ていうことは実は全く想像できないんですが、なんかやっぱりむつかしいかなぁ、と。現に、私が会場出たのって、グッズ買ったりアンケート書いたりしてたから、ちょっと遅かったはずなんで、それまであの人は誰も捕まえられてなかったのですよね、きっと。
んー。
無駄に世話焼きさんになる必要はないけど、なんだろう、寛い心を持っていたいなぁ、と。
そんな朧月夜でした。
ちとmixi向きネタでしたが敢えてこっちに書いてみた。
あでゅ。