Tresure Box ◆ Diary ~演劇好き的観測~

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戦国自衛隊1549

ま、祭り継続ってことで。1000円曜日が来るまで待ってたわけですが。
もう公開から随分たつし、宇宙戦争始まってるしで、ガラガラでしたよ(爆)。一応、私以外にも一人で来てる女性客がいて、ちょっと安心。戦車とか戦国とか、男の人が好きそうな要素は明らかなんだが、女の人でコレ観るのって、基本、江口ファンなのかな? まぁ、オイラは全然別ポイントなわけですが。
とりあえず予告。三丁目でやっぱりマギーを見てしまう私はおかしいですか。ゾウ少年で小手さんを見てしまう私はダメですか。みったんの後に泣きじゃくる暴動さんが映ると笑っちゃう私は邪ですか。あと染しぐれとかやってた。犬山ニャースとか。ロボ天国とか(そんなタイトルじゃない)。タッチは体育教師を待ってもメイン3人以外ちっとも映らない。NANAちょっと気になるけど映画館に赴くほどでもないかなぁ。
で、容疑者室井の予告が長くなってた。わぁい。やっしー満載。なっちゃん(+柄本)満載。松永レイチェルらしき人が一瞬だがピンで映ってた。黄色いテープの向こうの升さんは怖いです。画面の隅々に目を凝らして伊達さんを探しましたが、見つけられませんでした。早くムック的なもの出版されないだろうか。予習がしたい。

そんなこんなで1549。
以下ネタバレ。


観る前に、前の回から出てきた人が「もう邦画は見ないことにするよ、ダメだこりゃ」とか喋ってたの聞いちゃってゲンナリ。出端を挫かれたさー。
そして、仰ることは分からんでもない(爆)。
イマイチどういうスタンスで観たらいいのか分からなかったのよね。現代劇なのか時代劇なのか。歴史モノなのかサバイバルなのかSFなのか。
ローレライも戦争モノかと思ってたらSFだった、みたいなオチ*1あったけど、あっちはついて行けたんだよね。女の子出てきたとこでガラッとファンタジーになるのが、切り替えやすかったのかなぁ。
こっちは初っ端っから、プラズマ云々の説明は頭に入ってこないし*2、タイムスリップした、ってことを自衛隊の人が当たり前みたいに受け止めてて、それを聞かされたえぐっちゃんのリアクションもフツー*3だし。最初からファンタジーと思って観てればよかったんだが*4、それにしちゃ世界観がフツーだったからさ。えぐっちゃんの居酒屋風景とか、すごいフツー。全体的に胡散臭さが欲しかったのかなぁ。
時代劇部分は、なかなか胡散臭くて(笑)、結構楽しく観た。私、時代劇好きなんだろか。現実離れさがいい。ツッコミどこ満載さがいい。
この辺の世界観のズレは、本で読んだら自分の脳内制作になるから、その方がバランス取れて楽しめたのかもなー、と、活字に興味。
軽く人別。(はてなキーワード戦国自衛隊1549」記載順。)
江口洋介・・・ひょっとして私、えぐっちゃん好きじゃないのかも…?と思ってしまった。そういや龍馬も当初あんまり気に入ってなかった。え、どうすんの、12人…??
鈴木京香・・・お美しくていらっしゃる。鹿賀さん睨んでる顔は怖すぎましたが。鹿賀さんへの想いの部分がもっと見たかった。かなり少ない材料から想像に任せられてる。
鹿賀丈史・・・ちょっとイカレちゃってたと解釈したいんだが、そういう芝居ではなかったなぁ。蘭兵衛/蘭丸みたいなイカレ方を期待してるらしい、私。
北村一輝・・・面白い(笑)。最初は現代に飛んできた武士やってるから、一人時代劇。洋服を着せられてるけど時代劇。これくらい胡散臭いと俄然、身を乗り出して見ますよ、私は(笑)。戦国に戻ってからのポジションも美味しいしねぇ。こっち主役がいいな、俺。
綾瀬はるか・・・ん、あんま印象が(略)。
生瀬勝久・・・ずっとトーン低くて、そっちのカッコよさかぁー、と思ってたら、最後に時代劇班トーンに近づいて名乗りとか上げちゃってて、こっちのカッコよさ、歓迎です(笑)。
嶋大輔・・・撃たれたとこのプラトーン的倒れ方を見て、迷わずどこぞの衛生兵を思い出してしまった私は邪ですか。
中尾明慶・・・ラブリー。
宅麻伸・・・基本的に苦手なんだが、軽めの面白おっちゃんだったからOK。
的場浩司・・・怖いんだよ、顔が(爆)。最期はお約束な感じな。
伊武雅刀・・・ずるい。まず髷がずるい(笑)。そして不死身さがずるい。狸親父全開。
キーワードには載ってませんが
入江雅人がどうしても入谷蔵之進に見えて、可笑しいったらありゃしない。もう、撃たれたとき思わず笑ったよ、名前書いてある手裏剣喰らう図と似すぎてて。不謹慎すぎるんで堪えましたが。
唐渡亮も濃いぃよね。
お目当て横塚進之介様は、判別できたのはワンシーンだけ。気合入れて見ててよかったぁ。何となく見てたら流してしまいそうだった。まぁ、声が明っらかに彼だったけど。ほかでも、きっと馬上の人の中にいたと思うんだが*5、確信なし。でもその判別できたシーンの芝居が、しっかり時代劇班のトーン=濃ゆくてちょっと嬉しかった(笑)。やっぱアレぐらい空気作らないと、エンターテイメントは。演りすぎ万歳。*6
あと、ラストシーンにピントが完全に合ってないんだけど、升毅らしき姿見つけて固まる。え、出てたんですか?! 本人サイト見たら、やっぱ出てるみたいなんだけど、見本立ち読んだパンフにもエンドロールにも名前を発見できなかったんですが…、何?? エキストラ扱い? 偉い人っぽい制服だったけど、最初のシーンにもいたんだろうか。分からない。なかなか江口参入を許可してくれない「上の人間」が彼だったんだろうか。何らかのエピソードあったけど削られたりしてるんだろうか。
そんな感じで。テーマ曲は12月に武道館で聞くハメになるんだろうなー*7、と思いつつ、映画館を後にしましたとさ。
あ、そうだ、他の人の日記見て思い出した、最後現代に戻ってきたえぐっちゃんたちだけど、こう、猿の惑星的に、戻ったら時代が変わってて捕まるとか、そういうオチを妄想したんだが、そんな世にも奇妙な終わり方はしないわけで。

*1:オチって言うな。

*2:それはストーリーとあまり直接関係ないが。んなこと言ったらローレライも結構ちんぷんかんぷんだった部分あった。

*3:「山で遭難した」って聞いたぐらいのレベル。

*4:ゴジラみたいに。ゴジラが現れて当たり前な世界。タイムスリップして当たり前な世界。

*5:特に、江口軍の反撃を喰らったときに先頭で馬乗ってた人が気になった。

*6:いや別に演りすぎってほどじゃないですけどね、彼は。演りすぎは伊(略)。

*7:確かアミューズでしょ、歌ってる人たち。去年もいた気がするし。