Tresure Box ◆ Diary ~演劇好き的観測~

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『飛び加藤 〜幻惑使いの不惑の忍者〜』

雨のシアタークリエ。RENTのチラシがいっぱいあった。そうか、あれもここか。
まだ始まって間もないせいもあるのかないのか、すっげー席空いてて悲しくなった(爆)。当方、割引チケットでお邪魔しておりましたのですが、そういう人を後ろに固めたみたいで、定価の方たちとの間に空席の三途の川が流れておりまして。2・3列、スコーンと誰もいねぇの。もうちょっと配券考えてくれてもいいんじゃないのか。安く観てるんだから自分らが後ろなことには文句は言わないんだけど、あれちょっと舞台側から見て一種異様な光景なんじゃないの。大丈夫なの。まぁ、配券とは別に、また俺の前に空席が5席も縦に並ぶという珍現象も起きてましたが(爆)。見通し良い悪いの問題じゃない、普通に寂しい(苦笑)。
涼やかな色のシャツ着たマチャがいました。休憩明け、まだ客電がちょっと明るかったから、思わずマチャの反応ガン見してしまった(笑)。笑ってたよー。
というわけで、飛び加藤。面白かった。面白かったけど加藤の過去話をもっとちゃんとやる方が好み。うまいことまとめた*1とは思うけど、あと30分長くてもいいから掘り下げてほしかった。むしろ手妻に割いた時間をそっちに使ってほしかった、けど、今回手妻が売りなのでしかたまるまい。ムムム。
筧さんと真世様の戦闘力が高すぎて感心しきり。あの二人いるだけでクリエキャパの芝居にはできてるから、やっぱもっとお客さん入ればいいのになぁって思う。筧さん殺陣速ぇな。真世様は、なんていうか、一人ディズニーだった。CG要らず。声色変わるだけで別の姿がフェイドインしてるような気になる <席後ろだったからだけど。
三上やんがねー、かっこよかったのーーー。あんなに動いてるの初めて見た気がする。稽古の頃に足傷めてましたけど、大丈夫だったのかしら。忍者姿もいいですけど、ちょっと抜け感のある(?)侍姿も萌えました。懐に手ぇ入れたときの胸チラがさぁ <お前下世話(苦笑)。ログアウト時のストーリーがよく理解できなかったんですけどね。どこまでがどれさ?
佐津川ちゃんは好きなんだけど、ちょっと荷が重い感じ。マナミとおさえちゃんの役割を両方担ってるような感じなんだよ、引っ掻き回すのと呪いに翻弄されるの両方やってるから。わりと出ずっぱり。動ける子みたいね。でも動き指定がないときの手足の手持ち無沙汰感がまだ素人なんだよなぁ。頑張っていただきたい。
西ノ園は昨日のドラマから累計何回死んでんだ、ていう(笑)。森戸さんが意外と偉めの侍だったので、ほほう、て思ってたら、2幕の最初が出落ちだった(笑)。六ちゃんはこういうガヤに丁度良いね。各シーンでこの3人を探すのを密かな楽しみにしてました(笑)。
お代官様、こぐれさんみたいやったな。手妻の人の使い方は、やっぱり喬太郎師匠の使い方を思い出す。マチャ的にこれが据わりが良いのだろう。
終わり方のムムッてなる感が、そういや大本のホンを書いてるのはTRICKの人だっけ、て思ったら、なんか合点がいった。
あ、音楽素敵でしたよ音楽。和物の弦の音好き好き。
何だろうなー、総じてこれといった悪いところは見つからないんだけど、何かちょっと物足りなかったんだよなー、やっぱ目の前に客が全然いないのって影響するんじゃないのかなー。

*1:上手い人の台詞に過去話全部盛り込んだ。